『我々は生命を創れるのか 合成生物学が生みだしつつあるもの』

2019年8月20日発売 | 藤崎慎吾(著) | 講談社

研究室で試作される「生」と「死」

『我々は生命を創れるのか 合成生物学が生みだしつつあるもの』カバー

生命とは何か? それはどこで、どのようにして生まれたのか?
 この「究極の謎」に、人類はいまだに答えられていない。

だが近年、「生命の起源」をさがす研究は大きな動きをみせている。
 たとえば、生命誕生の地は従来、「海」が最有力とされてきたが、最近では「陸」が、さらには「宇宙」が支持を集めつつあり、「宇宙生物学」といわれる分野で活発な研究が進められている。

その一方では、「生命の起源がわからないなら、つくってしまおう」という考え方が現れた。時計の仕組みを知るためにまず時計をつくってみて、そこから仕組みを考えるように、まず「生命の起源」をつくろうという発想だ。
 これが、現在の生命科学で最も注目されている「合成生物学」である。
 その発展は目ざましく、「5年以内」に人工生命の実現をめざす研究者もいる。

そのとき我々は、その「生命」を「生命」と認めることができるのだろうか?
 研究室で「生」と「死」の試作を続ける最先端の科学者たちは、「生命」をどのように考えているのだろうか?
 科学だけでは割り切れない「究極の謎」に、気鋭の作家が挑む渾身作!

本書の主な内容

  • 「がらくた生命」は存在するのか?
  • キッチンでつくれる「人工細胞のレシピ」
  • 光合成をして「成長」する人工細胞の登場
  • フランケンシュタインの大腸菌
  • 人工細胞・人工生命の「慰霊碑」
  • 生命に刻まれた宇宙の非対称性 ほか

(公式サイトより)

書誌データ