『ナイトランド・クォータリー』Vol.32 未知なる領域へ〜テラ・インコグニタ (岡和田 晃)

vol.32の特集は、テラ・インコグニタ、 それは「開拓」されていない未知なる場所。 さぁ、まだ見ぬ世界への冒険へ!

幻視者のためのホラー&ダーク・ファンタジー専門誌《ナイトランド・クォータリー》。

vol.32の特集は、テラ・インコグニタ、
それは「開拓」されていない未知なる場所。
さぁ、まだ見ぬ世界への冒険へ!

小説はロバート・E・ハワード、マイクル・ムアコック、ナンシー・A・コリンズ、パウル・シェーアバルト、E・リリー・ユー、A・メリット、粕谷知世、石神茉莉、花田一三六。
ほかに、マイクル・ムアコック インタビュー、ブックガイドなど、コラム記事も満載!


未知なる領域にむかって冒険をしよう。
そこには何が待っているのだろうか。

衛星から地球の写真が撮影できるようになっても、
いまだ、海底は完全にマッピングされていない。

多くの太陽系のそのさきに想像の翼をひろげれば、
地平線の先にはドラゴンが待っていて、
あるいは神の化身のライオンが存在していることを
いまでも、感じられるだろう。

人は未知なるものに憧れた。
想像する力が物語を産み、新たな冒険へ人々を誘う。

かつて「地図製作者」たちが、描いた海のむこうの領域。
さあ、幻想に満ちた世界へ。

『ナイトランド・クォータリー』Vol.32 未知なる領域へ〜テラ・インコグニタ

■主な内容

【Story】
  • A・メリット「窖に棲まう地底人」/訳:岡和田晃
  • ロバート・E・ハワード「消え果てし種族」/訳:待兼音二郎
  • マイクル・ムアコック「深紅の真珠(前編)」/訳:健部伸明
  • E・リリー・ユー「セント・ルシアの砂糖の城」/訳:大和田始
  • ナンシー・A・コリンズ「銀の腕の徴」/訳:徳岡正肇
  • パウル・シェーアバルト「金曜のほら吹き男爵」/訳:垂野創一郎
  • 花田一三六「不定期連載〈tribute circus〉フィックス・ニール氏の消息」
  • 石神茉莉「〈サイクル・マージナル〉Anywhere But Here」
  • 粕谷知世「君が見しもの」
【Poetry】 訳/菅原慎矢
  • エリザベス・ビショップ「パン屋に向かって (リオデジャネイロ)」
  • ロレンス・ダレル「アテネをさすらう/ネメア──ロレンス・ダレル異境詩二編」
【Interview】
  • マイクル・ムアコックインタビュー「多元宇宙の主 – Master of the Maltiverse – 」聞き手=ウェストン・オクスィ/訳註=健部伸明
【Movie】
  • 『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』にまだ見ぬ地平を垣間見る/深泰勉
【Essay】
  • 巻頭言/いわためぐみ
  • 怪奇幻想文学と「未知なる領域」――A・メリットの諸作を中心に/岡和田晃
  • あらためて、野蛮と文明について──コナンとブランとサソリ王/丸屋九兵衛
  • インペリアル・ゴシックからファンタジーへ──『洞窟の女王』の系譜/井辻朱美
  • 探検 ──リアルとリアリティの間隙/藤元直樹
  • アルキビアデスは鳥王国の夢を見るか?/大岡淳
  • 異世界への戸口、不思議なお店へようこそ!/待兼音二郎
  • 「秘境冒険小説」からロスト・ワールドへ/浅尾典彦
  • アーサー王伝説 色眼鏡──未知なるアヴァロン編/小宮真樹子
  • 秘境をめぐる映画から、テラ・インコグニタがあった時代の驚異を振り返る/深泰勉
【Game】
  • 未知のゲームという冒険──Oregon Trailの挑戦/徳岡正肇
【Book guide】/岡和田晃
  • 〈ミドルブラウ〉なアダプテーションとしての「秘境冒険小説」──『文学とアダプテーションⅡ』、横田順彌版『ソロモン王の洞窟』、『ラヴクラフト・カントリー』
  • ハガード! バローズ! ハワード! カーター!──『邪神と闘うゾンガー』、『密林の謎の王国』、『二人の女王』ほか

(公式サイト)

書籍名:

『ナイトランド・クォータリー』Vol.32 未知なる領域へ〜テラ・インコグニタ

著者:

ロバート・E・ハワード 、A・メリット、 マイクル・ムアコック、 ナンシー・A・コリンズ、粕谷知世、大和田始、岡和田晃ほか

出版社:

アトリエサード

発売日:

2023年5月12日

判型/ページ数:

A5判/176ページ

価格:

本体1800円+税

ISBNコード:

978-4883754953