4月7日(木)眉村卓先生と日下三蔵さんによる豪華トークイベントを開催!
終了しました 2016年4月7日(木) | Cafe Live Wire
眉村作品の魅力、執筆の背景、そして第一世代SF作家陣との交流ぶりなど、「眉村卓コレクション」の編者・日下三蔵さんを聞き手に、貴重なお話をたっぷりと語っていただきます。
日下三蔵の昭和SF&ミステリ秘宝館#5 眉村卓
日本のSFとミステリの二大ジャンルが最も熱かったあの時代=昭和。名作発掘マエストロ日下三蔵が、歴史的名作と巨匠たちの魅力を語る、濃厚なブックガイドシリーズ。
4月開催の第6回は 「インサイダーSF」を標榜し、創世記の日本SFの一翼を担った眉村卓さんご本人に登場いただいてのスペシャル回となります。
眉村さんといえば、代表作司政官シリーズを筆頭に、組織の内部で苦悩するリアルな人間像を描く社会派SFで有名ですが、一方では突如異常な状況に引きこまれた普通人の悲喜こもごもの心情を描いた「異世界もの」や、「ねらわれた学園」に代表される学園ジュブナイルSFなど多彩な作風を誇ります。また軽妙な味わいのショートショートもお得意で、特に病床の奥さんの為に毎日一本執筆した『日がわり一話』のエピソードは広く知られるところとなり、『僕と妻の1778の物語』として映画化もされました(現在星新一さんの1000作を超える日本最多のショートショート執筆者は、眉村さん)。第一世代の作家陣が次々に前線を去った今も、現役での活動を続ける鉄人作家です。
関西在住のためなかなかファンと接する機会のない眉村さんですが、今回は特別にその機会を設けていただけることになりました。眉村卓コレクションの編者でもある日下三蔵を聞き手に、眉村作品の魅力、執筆の背景、そして第一世代SF作家陣との交流ぶりなどについて、たっぷり語ってもらいます!
イベント詳細
- 日時:2016年4月7日(木)
開場・19:00 開始・19:30 (約2時間を予定) - 開催場所:Cafe Live Wire
東京都新宿区新宿5丁目11-23 八千代ビル2F - TEL:03-6273-0430(10~17時)
- 交通アクセス:
- 都営新宿線「新宿3丁目」駅
C6~8出口から徒歩5分 - 丸ノ内線・副都心線「新宿3丁目」駅
B2出口から徒歩8分 - JR線「新宿」駅
東口から徒歩12分
- 都営新宿線「新宿3丁目」駅
- 主催:Cafe Live Wire
協力:出版芸術社
(撮影:産経新聞)
参加申し込み方法
- 料金:1500円 (当日券500円up)
※終演後に出演者を交えてのフリーフード&フリードリンクの懇親会を開催します(23:30終了予定)。参加費は3500円です。懇親会参加者には、入場時にウェルカムの1ドリンクをプレゼント。 - 参加申し込み方法:
- Live Wire 16.4.7(木) 日下三蔵の昭和SF&ミステリ秘宝館#5 眉村卓 - Boutreview Onlineshop powered by mb-s cart
- TEL:03-6273-0430(10-17時)
※懇親会に参加されない方は、当日別途ドリンクチャージ1000円(2ドリンク)をお買い上げください。
※ご注文者には整理番号をメールでご連絡します。
お申し込み時に住所をご記入いただきますが、チケットの送付はいたしません。
当日会場受付にて、名前、電話番号、整理番号をお伝えいただければ入場できます。
※満席の場合は、立ち見をお願いいたします。
※お支払い後のキャンセルは一切受け付けませんのでご注意ください。
出演者
- 眉村卓/1934年、大阪に生れる。大阪大学経済学部卒。
耐火煉瓦会社勤務の傍ら、SF同人誌「宇宙塵」に参加。
61年、「SFマガジン」第一回SFコンテストに投じた「下級アイデアマン」が佳作入選し、デビュー。
63年、いわゆる日本SF作家第一世代の中で最も早く処女長編「燃える傾斜」を刊行。その後、コピーライターを経て、65年より専業作家となる。企業社会と個人関係をテーマにしたインサイダー文学論を唱え、サラリーマンを描いた作品を書き続ける一方、ショートショートやジュニアSFでも健筆をふるい、絶大な人気を博す。
71年、未来の管理社会を描いたインサイダー視点SFの集大成ともいうべき〈司政官〉シリーズを開始。
79年、その長編第一作『消滅の光輪』で第7回泉鏡花文学賞を受賞した。
近刊に『妻に捧げた1778話』、『いいかげんワールド』、『沈みゆく人』、『眉村卓コレクション異世界篇I・II・III』、『たそがれ・あやしげ』、『自殺卵』などがある。 - 日下三蔵/一九六八年神奈川県生まれ。
出版芸術社勤務を経て、SF・ミステリ評論家、フリー編集者として活動。
架空の全集を作るというコンセプトのブックガイド『日本SF全集・総解説』(早川書房)の姉妹企画として、本アンソロジー『日本SF全集』を編纂する。
編著『天城一の密室犯罪学教程』(日本評論社)は第5回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞。その他の著書に『ミステリ交差点』(本の雑誌社)、主な編著に、《中村雅楽探偵全集》(創元推理文庫)、《山田風太郎忍法帖短篇全集》(ちくま文庫)、《都筑道夫少年小説コレクション》(本の雑誌社)などがある。
問い合わせ先
- CafeLiveWire 井田英登
- TEL:03-6273-0430