『聖地Cs』(新潮社)&『向井豊昭の闘争』(未來社)刊行記念 木村友祐さん×岡和田晃さんトーク&サイン会(「岡和田晃による批評の闘争 領域の拡大フェア」連動企画) 聴け、「蝦夷」の声を――文学の闘争領域の拡大を目指して

終了しました 2014年11月7日(金) | 東京堂書店神田神保町店6階 東京堂ホール

『聖地Cs』の著者、作家・木村友祐さんと『向井豊昭の闘争 異種混交性(ハイブリディティ)の世界文学』の著者、文芸評論家の・岡和田晃会員が、共通の問題意識をもって「蝦夷」を語り合う、熱いトークイベント開催!

福島第一原発事故による警戒区域内で当局の命令に逆らい放射性物質に汚染された牛を生かし続ける牧場の様子を、生活者の視点で活写し野間文芸 新人賞候補となった問題作『聖地Cs』

〈アイヌ〉への歴史的な加害性を痛みとして引き受け、孤軍奮闘を続けた作家の評伝『向井豊昭の闘争 異種混交性(ハイブリディティ)の世界文学』(岡和田晃)。

これら二冊は、実は共通した問題意識で書かれています。
そのことは「夷を微かに希うもの――向井豊昭と木村友祐」(岡和田晃、「すばる」 2014年12月号掲載予定)で仔細に論じられていますが、今回のイベントでは、二人の作家を取り結ぶ"東北"というトポスを切り口に、現代日本の同調圧力へ抗する「蝦夷」について縦横に語り合います!

イベント詳細

  • 木村友祐さん×岡和田晃さんトーク&サイン会
  • 日時:
    2014年11月7日(金) 19時~(開場18時30分)
  • 出演:
    • 木村友祐(作家)
    • 岡和田晃(文芸批評家・ライター)
  • 会場:東京堂書店神田神保町店6階 東京堂ホール
  • 参加費:800円(要予約・ドリンク付き)

参加申し込み方法

店頭または電話・メールにて、「佐々木さん藤田さんイベント参加希望」とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。

お問い合わせ先

東京堂書店・神田神保町店
 〒101-0051
 東京都千代田区神田神保町1丁目17番地
 TEL:03-3291-5185/FAX:03-3233-3747

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『聖地Cs』書影
『向井豊昭の闘争』書影

出演者プロフィール

  • 木村友祐 きむら・ゆうすけ
    1970年青森県八戸市生まれ。作家。
    日本大学芸術学部文芸学科卒。
    2009年「海猫ツリーハウス」で第33回すばる文学賞受賞。2012年 「イサの氾濫」で第25回三島由紀夫賞候補となる。
    著書に『海猫ツリーハウス』(集英社、2010年)、『聖地Cs』(新潮社、2014年)。
    その他の小説に「幸福な水夫」、「おかもんめら」、「天空の絵描きたち」、「埋(うず)み火」、「「P」「満車」「連結散水送水口」」、「ひのもとのまのなか」等多数。
  • 岡和田晃 おかわだ・あきら
    1981年北海道上富良野町生まれ。文芸評論家・ライター。日本SF作家クラブ会員。
    筑波大学大学院人文社会学研究科一貫制博士課程在学中。
    著書に『アゲインスト・ジェノサイド』(アークライト/新紀元社、2009年)、『「世界内戦」とわずかな希望 伊藤計劃・SF・現代文学』(アトリエサード/書苑新社、2013年)、『向井豊昭の闘争 異種混交性(ハイブリディティ)の世界文学』(未來社、2014年)。
    編著に『向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ』(未來社、2014年)、『北の想像力〈北海道文学〉と〈北海道SF〉をめぐる思索の旅』(寿郎社、2014年)。共著書・訳書多数。
2014.11.09 21:03最終更新