『私がデビューしたころ ミステリ作家51人の始まり』

2014年6月27日発売 | 東京創元社編集部(編) | 東京創元社

作家のデビューは、時に小説以上にドラマティックである。

『私がデビューしたころ ミステリ作家51人の始まり』カバー
【東京創元社創立60周年記念出版】
「ミステリーズ!」の好評連載に書き下ろしを加えた、豪華執筆陣全51名のエッセイ集。作家を志したきっかけや、新人賞受賞までの道のりなど、デビューまでの波瀾万丈の逸話と作家であり続けるための創作論を、デビュー年順に贈る。
51のエピソードで読み解く、戦後日本ミステリ史!

書誌データ

目次

序文 戸川安宣(東京創元社顧問)

1 1940-1960年代
1949年土屋隆夫「隅の老人の思い出」
1955年高城「探偵小説の時代」
1959年芦川澄子「『愛と死を見つめて』のころ」
1961年小鷹信光「十面相×2」
1963年真先「ただもう我武者羅に」
1967年中町「賞金十万円也」
2 1970-1980年代
1974年山田正紀「中野ブロードウエイ・ラヴソング」
1977年竹本健治「一回限りのカーニバル」
1978年今野「書き続けること」
1979年笠井「二つのデビュー」
1979年戸松淳矩「意味のないことなど起こりはしない」
1980年逢坂「初心忘るべからず」
1981年太田忠司「僕は逆上がりができない」
1981年島田荘司「ナツコとの出会い」
1981年浩江「SFファンからの長い道のり」
1983年井上雅彦「ショートショートが書きたくて」
1986年芦原すなお「悲壮で滑稽な意気込み」
1987年綾辻行人「宝物のようなもの」
1987年倉阪鬼一郎「風が吹くまでの長い道」
1988年歌野晶午「無謀に無謀を重ねて」
1988年法月綸太郎「ブルー・デイズ」
1988年樋口有介「八月の舟」
1989年有栖川有栖「二十年目を迎えて」
1989年北村「そうだったのか!」
1989年はやみね
かおる
「二足の草鞋が脱げるとき」
1989年宮部みゆき「十五年ひと昔」
3 1990-2000年代
1990年芦辺「鮎川賞ビフォア&アフター 龍馬でミュージカルを、ついでにロマンス小説も」
1991年松尾由美「三度目の正直?」
1993年倉知「新人賞を獲らずにデビューしてもまあどうにかなるものだというお話」
1993年近藤史恵「失ったものと見つけたもの」
1993年田中啓文「脇道」
1994年愛川「三週間戦争」
1995年小林泰三「夢との再会」
1995年柴田よしき「やっと思春期?」
1995年西澤保彦「十三年目の再デビュー(のつもりで)」
1997年荻原「小説に参戦」
1998年統一郎「山あり谷あり」
1998年柄刀「二度目の処女作までの足跡」
1999年井上尚登「反省の日々」
1999年桜庭一樹「たったいまの出来事」
2000年伊坂幸太郎「喋るデビュー作」
2001年青井夏海「夢は自転車操業」
2001年大倉崇裕「先生は乱歩賞作家」
2001年広司「下僕の誕生」
2001年米澤穂信「ボディ」
2002年石持浅海「地味です」
2002年北山猛邦「まだふわふわしてるの?」
2002年坂木「時候の挨拶」
2002年東川篤哉「タイキブリザードが負けたから」
2003年森谷明子「『締切日必着』と『じっくり構想』」
2006年大崎「楽しかったり、びくついたり、開き直ったり」