『われ清盛にあらず』
田中芳樹氏絶賛! 「若木未生の新境地。源平合戦に新たな光をあてる画期的な作品だ」
栄華を極めた平家で、棟梁に次ぐ存在だった頼盛は、争乱末期、鎌倉にいた。壇ノ浦の後も生き延びたその数奇な生涯とは。
不世出の成功者を新たな視線から描く。
寿永二年(一一八三)、木曾義仲により、京都六波羅を追われ西へと落ちた平家一門。
同年冬、清盛の弟・頼盛の姿は鎌倉にあった。
正妻の子として一時は清盛に代わる平家の棟梁と期待された頼盛は、なぜ一門を離れたのか。
偉大な兄をひとえに支え続け、決して野心を表にすることのなかった頼盛と、兄があえて殺さず流罪とした宿敵・源頼朝を結ぶ因縁とは?
後白河院、白拍子、仮面の童子蜻蛉……異能のものが、平氏の世の終わりに演じた役割は?
歴史の急変期における英雄の生き様と、たえまない無常の流れを記す幻想の歴史小説。
(祥伝社公式サイトより)
書誌データ
- 書籍名:『われ清盛にあらず』
- 著者:若木未生
- 装画:佳嶋
- 装幀:芦澤泰偉
- 出版社:祥伝社
- 発売日:2020年10月15日
- 判型/ページ数:四六判/280ページ
- 価格:本体1600円+税
- ISBNコード:9784396635985
- Webサイト:『われ清盛にあらず』 | 祥伝社