『美少年 岡本かの子 アムール幻想傑作集』

2019年4月26日発売 | 長山靖生(編) | 彩流社

華麗な豪奢さと 豊饒で積極的な愛を湛えた名作の数々!

『美少年 岡本かの子 アムール幻想傑作集』カバー

2019年、岡本太郎の母でもある岡本かの子、
 生誕130年、没後80年!

華麗な豪奢さと
 豊饒で積極的な愛を湛えた名作の数々!

妖艶耽美な作風で知られる岡本かの子は、
 戦争の影が忍び寄る昭和十年前後の文壇にあって
 異端の存在だった。
 そもそも女性作家の少なく、女性が男に伍して知的職業を
 成すことに偏見を持つ人も少なくない時代だった。
 ややもすれば女性作家には好奇の目が注がれ、
 兎角スキャンダルの種にされた。

そんな風潮のなか、
 岡本かの子は堂々たるナルシストぶりを発揮し、
 嫣然たる女王の如く振る舞い、
 噂好きも辟易しかねないほど自儘に振る舞った。
 とはいえその自儘さは、多くの苦痛と背中あわせだったし、
 自儘も苦悩も共に飲み込んで作品に昇華する強さを、
 彼女は持っていたのである。

現代仮名遣いによって甦る、岡本かの子 珠玉の作品集!

書誌データ

  • 書籍名:『美少年 岡本かの子 アムール幻想傑作集』
  • 編者:長山靖生
  • イラスト:YOUCHAN
  • 装幀:YOUCHAN
  • 編集:高梨治(小鳥遊書房)
  • 出版社:彩流社
  • 発売日:2019年4.月26日
  • 判型/ページ数:A5判/264ページ
  • 価格:本体2397円+税
  • ISBNコード:9784779125874
  • Webサイト:『美少年 岡本かの子 アムール幻想傑作集』 | 彩流社