『糞袋』
2018年8月28日発売 | 藤田雅矢(著) | 惑星と口笛ブックス
第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞作品、電子書籍で復刊!
本書は1995年に第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞している。
篤実な筆致とはいえ、これほどアナーキーな小説に賞が授与されたというのは、日本の文学賞の歴史でもきわめて稀なことかもしれない。もしこれほど理性的で読みやすい文体をそなえていなかったら、おそらくこの作品は『ドグラマグラ』『家畜人ヤプー』と並べられて三大綺書と呼ばれていただろう。
糞尿に関してどうやら特殊な感覚を持っているらしい少年「イチ」が中心になって、18世紀の京都の風俗文化思想詩歌が、万華鏡のように展開される。ファンタジー、綺想、幻想文学、空想時代小説マニア必読の傑作である。
400字詰め原稿用紙換算約300枚。惑星と口笛ブックス版あとがきつき。
(出版社サイトより)
書誌データ
- 書籍名:『糞袋』
- 著者:藤田雅矢
- 出版社:惑星と口笛ブックス
- 発売日:2018年8月28日
- 判型/ページ数:Amazon Kindle, KOBO/217ページ
- 価格:本体741円+税
- ASINコード:B07GXKJNVC
- Webサイト:『糞袋』 | 惑星と口笛ブックス