『果しなき流れの果に』
2018年6月18日発売 | 小松左京(著) | 角川春樹事務所
ラストは感動の涙・・宇宙の果てを超えたSFの大傑作
多くのSFファン、そしてSF作家の支持を得た『果しなき流れの果に』ですが、クライマックスの執筆にあたり、小松左京は、自ら生み出した壮大なビジョンに対し自家中毒のような状態になり連載放棄を考え、最後には血を吐くほどの葛藤の末に完成させました。
「夏の夜が、しらじらと明けわたるころ、ようやく最後の一行を書き上げました。「完」の一字を書いた時には、全身気持のわるい汗と脂にまみれ、眼はあけていられないくらい痛み、指はしびれ、肩から後 頭部へかけて、ギチギチ鳴るほど欝血していました。まったく、こんな苦しみが、この世の中にまたとあろうかと思われるほど、苦しい一夜でした。」
『果しなき流れの果に』初版あとがきより
(帯PR文及び小松左京ライブラリHPより)
書誌データ
- 書籍名:『果しなき流れの果に』
- 著者:小松左京
- 装画:六七質
- 装幀:川谷康久(川谷デザイン)
- 出版社:角川春樹事務所
- 発売日:2018年6月18日
- 判型/ページ数:文庫判/437ページ
- 価格:本体780円+税
- ISBNコード:978-4-7584-4178-0
- Webサイト:『果しなき流れの果に』 | 角川春樹事務所