『復活の日(新版)』
生物科学兵器による人類滅亡の危機を描いた小松左京の代表長編『復活の日〔新版〕』生賴範義の装画とともに復刊!
小松左京は多数の作品を発表しましたが、その多くの本の装画は2015年に逝去された世界的イラストレーター生賴範義先生によるものです。
生賴先生が亡くなられた後、早川書房のもとで長く保管されていた原画がご家族のもとに返却され、その中に小松左京が一目見てほれ込み、以降の装画をお願いするきっかけとなったハードカバー版「復活の日」(1972年)の原画も含まれていました。
「復活の日」は、1980年に角川書店により総製作費25億円をかけ映画化されますが、その際のストーリーボード25枚も生賴先生が描き、ポスター、文庫装画など、その後のキービジュアルを全て手掛けられました。その仕事のきっかけとなったのも、この1972年版「復活の日」の装画でした。
今回、その原画が「生賴範義展]で展示されることから、早川書房では「復活の日」(新版)の出版を企画、原画が高精細でスキャンされ、最新の印刷技術により1972年のハードカバー版を遥かにしのぐ美しさとなり新版として甦りました。
(小松左京ライブラリ)
書誌データ
- 書籍名:『復活の日(新版)』
- 著者:小松左京
- カバー:生賴範義
- 出版社:早川書房
- 発売日:2018年1月10日
- 判型:単行本
- 価格:2484円(税込)
- ISBNコード:9784152097385
- Webサイト:『復活の日(新版)』 | 早川書房