『季刊メタポゾン 第11号』

2017年12月25日発売 | 石和義之、尾車れふ、東條慎生、藤元登四郎など(執筆)、岡和田晃(協力) | 寿郎社

日本文学界の"巨人"が逝って4年――。 反骨の文芸誌がその足跡と未発表の小説・対談・評論などを集大成して4年ぶりに刊行!

『季刊メタポゾン 第11号』カバー

『季刊 メタポゾン』(責任編集・大西赤人 発行・株式会社メタポゾン 発売・有限会社寿郎社)は、デジタルメディアとりわけ電子書籍の普及が進む今日、あえて紙のメディアの存在意義を探ろうとする雑誌です。
 日本文学界の"巨人"が逝って4年――。
 反骨の文芸誌がその足跡と未発表の小説・対談・評論などを集大成して4年ぶりに刊行!

〈偽り〉の時代に骨太な評論と小説を!

季刊メタポゾン第1号~第10号も好評発売中です。是非ご一緒にお買い求めください!

特集 大西巨人

イラスト

  • のぞゑのぶひさ

エッセイ

  • 三浦しをん  大西巨人さんの訃報に接して
  • 岩田和博   文学者の言葉
  • アッキー   進撃の大西巨人
  • 山口直孝   個を超える正しさ
  • 川光俊哉   作家と嘘
  • 下重暁子   作家とは
  • 大西赤人   「怒り」が原点
  • 大杉重男   謎の言葉
  • 渡辺考    巨人先生をめぐるきれぎれなる回想
  • 石橋正孝   二つの出来事
  • 鎌田哲哉   革命運動の精神
  • 木村草太   憲法の描く「国民」

対談

  • 大西巨人×すが秀美
    『「言」こころ語り』
  • 三浦しをん×大西赤人
    『今こそ大西巨人を読む時』

大西巨人 未完 未収録作品

  • 小説『八つの消滅』
  • エッセイ『平和擁護のたたかいに文学的表現を』
  • 評論『私小説的伝統に立脚する供給と享受(仮)』
  • 小説『小説家失格』
  • 小説・批評『両輪』
  • 解題『言論公表をめぐる観念小説』山口直孝
  • 『簡単な覚え書き』大西赤人

小説『蒲団一九八四年』尾車れふ

連作評論

  • 『福島的身体』石和義之
  • 『「露骨な野蛮」と「優生学」』東條慎生
  • 『「ウィー・アー・クレイジー!?」』藤元登四郎

評論

  • 『原子力の神「吉本隆明の宮沢賢治(1)」』綿野恵太

連載エッセイ 『シェイクスピア講義ノートから』

  • 第三回「恋は一目惚れ?――亡き羊飼いと愛の理屈」清水徹郎

連載エッセイ『モントレー風便り』

  • 第六回「宇宙の霞を食らう仙人」
  • 第七回「ビル・フラーが植えたリンゴの木」加藤喬

連載エッセイ『集平のツイ』

  • 第六回「クサレマナイタ」長谷川集平

連載エッセイ『活動弁士 キネマを語る』

  • 第五巻「『失われた映画』『甦った映画」片岡一郎

連載コラム『喰らうて思う』第七回

  • 「オートキィジーヌ」 森枝卓士

コラム『スポーツウォッチング』

  • 第十回「スポーツ世界に根強い女性差別」谷口源太郎

連載コラム『ああ わがテレビ』

  • 第四回「マルチの視点を持つ男――長嶋甲兵」渡辺考

連載エッセイ『デジタルとアナログの間に』

  • 第三回「プロの映画人がいなくなる?――映画作りがかつてないほど個人に近づいた」切通理作

小説『告知の刻《とき》――一九八八年七月――』大西赤人

協力:岩田和博、岡和田晃

書誌データ

  • 書籍名:『季刊メタポゾン 第11号』
  • 執筆:石和義之、尾車れふ、東條慎生、藤元登四郎など、協力:岡和田晃
  • 出版社:寿郎社
  • 発売日:2017年12月25日
  • 判型/ページ数:B5判/312ページ
  • 価格:本体2000円+税
  • ISBNコード:978-4909281067
  • Webサイト:『季刊メタポゾン 第11号』|株式会社メタポゾン