『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』

2017年8月28日発売 | 荒巻義雄(著) | 彩流社

満84歳の新作書き下ろし

『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』カバー

書き下ろし、SF大長編最新作!

荒巻義雄本人が「遺書」として書いた超大作!

時空を超えた壮大なマニエリスム量子論を刮目せよ!

本作は、荒巻義雄メタSFの代表作『白き日旅立てば不死』『聖シュテファン寺院の鐘の音は』につづく白樹直哉三部作の最終巻である。

特別書き下ろし解説=学魔=高山宏(大妻女子大学教授)

帯文は、SF批評家=巽孝之(慶應義塾大学教授)


【作品冒頭部分】

ふと浮かんだ〈臨終〉という言葉を、女は打ち消す……

 ひとつの魂の転移が迫っている……


『白き日旅立てば不死』、その14年後の世界を描いた 『聖シュテファン寺院の鐘の音は』、時空を転移した白樹直哉の臨終の瞬間、彼の魂は、何処へ転移しようというのか……

マニエリスムの第一人者、高山宏に「混沌の只中にコンパスをもって自閉し、生じつつある事態を却って怜悧に観察し、計量し、構築する珍らかな知性タイプ、感性タイプをマニエリスム、その族(やから)をマニエリストと呼ぶ」と言われた、マニリスト=荒巻義雄の描いたマニエリスム量子論とは……!

書誌データ

  • 書籍名:『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』
  • 著者:荒巻義雄
  • カバー:渡辺将史
  • 解説:高山宏
  • 編集担当:高梨治(彩流社)
  • 出版社:彩流社
  • 発売日:2017年8月28日
  • 判型/ページ数:四六判/481ページ
  • 価格:本体2000円+税
  • ISBNコード:978-4-7791-2110-4
  • Webサイト:『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』 | 彩流社