『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』
満84歳の新作書き下ろし
書き下ろし、SF大長編最新作!
荒巻義雄本人が「遺書」として書いた超大作!
時空を超えた壮大なマニエリスム量子論を刮目せよ!
本作は、荒巻義雄メタSFの代表作『白き日旅立てば不死』『聖シュテファン寺院の鐘の音は』につづく白樹直哉三部作の最終巻である。
特別書き下ろし解説=学魔=高山宏(大妻女子大学教授)
帯文は、SF批評家=巽孝之(慶應義塾大学教授)
【作品冒頭部分】
ふと浮かんだ〈臨終〉という言葉を、女は打ち消す……
ひとつの魂の転移が迫っている……
『白き日旅立てば不死』、その14年後の世界を描いた 『聖シュテファン寺院の鐘の音は』、時空を転移した白樹直哉の臨終の瞬間、彼の魂は、何処へ転移しようというのか……
マニエリスムの第一人者、高山宏に「混沌の只中にコンパスをもって自閉し、生じつつある事態を却って怜悧に観察し、計量し、構築する珍らかな知性タイプ、感性タイプをマニエリスム、その族(やから)をマニエリストと呼ぶ」と言われた、マニリスト=荒巻義雄の描いたマニエリスム量子論とは……!
書誌データ
- 書籍名:『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』
- 著者:荒巻義雄
- カバー:渡辺将史
- 解説:高山宏
- 編集担当:高梨治(彩流社)
- 出版社:彩流社
- 発売日:2017年8月28日
- 判型/ページ数:四六判/481ページ
- 価格:本体2000円+税
- ISBNコード:978-4-7791-2110-4
- Webサイト:『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』 | 彩流社