『骸骨半島 花嫁 他』(定本 荒巻義雄メタSF全集 別巻 )
入手困難な初期の思弁小説の世界を一挙公開! 好評につき、全7巻の全集に「別巻」を刊行することが決定!
入手困難な初期の思弁小説の世界を一挙公開!
好評につき、全7巻の全集に「別巻」を刊行することが決定!
※本全集は、アメリカのハーバード大学からも全巻購買予約も入っている価値のあるものです!
帯文は、夢枕獏氏が寄せます。
北海道新聞文学賞に輝いた詩集『骸骨半島』は、荒巻義雄の詩的才能が一気に開花した作品。
「SF作家が詩を書いたのでなく、詩人がSFを書いた!」と独得の言い回しの知られざる荒巻ワールド!
特典として「メタSF俳句」、それに幻の短編「花嫁」「赤い世界」「スネーク」「パンフ−ヤクザ」「工具惑星」「土星の環の上で」「カリフィアの少年」「測量士」も特別収録!
解説は、SF作家のルイス・シャイナー氏、そして、北海道大学名誉教授(ロシア文学者)工藤正廣氏!
第8回配本「別巻」について
特別に刊行が決定した「別巻」には、荒巻義雄の書き下ろし評論も併録されます。
日本SF界の第一人者である荒巻義雄だからこそ見える「SFのこれからと未来」とは?
「月報」には、荒巻義雄自身の詩への思い、そして、近年、荒巻義雄再評価の第一人者である二人の書き手が登場!
『シュルレアリスト精神分析』で荒巻を論じ、『フランス流SF入門』等の翻訳もある藤元登四郎氏、そして、『北の想像力』により日本SF大賞最終ノミネートするなど舌鋒鋭い若き論客、岡和田晃氏が登場し、荒巻ワールドの魅力を語ります。
全7巻+別巻構成、配本順
- 第1巻「柔らかい時計」(第7回配本)
- 第2巻「宇宙25時」(第4回配本)
- 第3巻「白き日旅立てば不死」(第1回配本)
- 第4巻「聖シュテファン寺院の鐘の音は」(第2回配本)
- 第5巻「時の葦舟」(第3回配本)
- 第6巻「神聖代」(第5回配本)
- 第7巻「カストロバルバ/ゴシック」(第6回配本)
- 別巻「骸骨半島 花嫁他」(第8回配本)
著者プロフィール
荒巻 義雄(アラマキ ヨシオ)
1933年小樽市生まれ。早稲田大学で心理学、北海学大学で土木・建築学を修める。
日本SFの第一世代の主力作家の一人。
戦争シュミレーション小説『旭日の艦隊』『紺碧の艦隊』シリーズは空前のベストセラーに。現在も札幌で作家活動を意欲的に続けている。
巽 孝之(タツミ タカユキ)
慶應義塾大学教授。SF評論家。荒巻作品に文学理論上の多大な影響を与える。
三浦 祐嗣(ミウラ ユウジ)
SF研究家、元北海道新聞文化部長。イスカーチェリSFクラブ元会長。
「荒巻義雄の世界」展実行委員。
書誌データ
- 書籍名:『骸骨半島 花嫁 他』
- シリーズ:定本 荒巻義雄メタSF全集 別巻
- 著者:荒巻義雄
- 編集委員:巽孝之、三浦祐嗣
- 月報:藤元登四郎、岡和田晃
- 出版社:彩流社
- 発売日:2015年7月13日
- 判型/ページ数:四六判、上製/353ページ
- 価格:本体3200円+税
- ISBNコード:978-4-7791-2108-1
- Webサイト:骸骨半島 花嫁他 | 彩流社