『エクソダス症候群』
2015年6月29日発売 | 宮内悠介(著) | 東京創元社
すべての精神疾患が管理下に置かれた近未来、それでも人々は死を求めた。
10棟からなるその病院は、火星の丘の斜面に、カバラの“生命の樹”を模した配置で建てられていた。ゾネンシュタイン病院――亡くなった父親がかつて勤務した、火星で唯一の精神病院。地球の大学病院を追われ、生まれ故郷へ帰ってきた青年医師カズキは、この過酷な開拓地の、薬もベッドもスタッフも不足した病院へ着任する。そして彼の帰郷と同時に、隠されていた不穏な歯車が動きはじめた。25年前に、この場所で何があったのか――。舞台は火星開拓地、テーマは精神医療史。新たな地平を拓く、初の書下し長編。
(東京創元社の書籍紹介ウェブページより)
書誌データ
- 書籍名:『エクソダス症候群』
- 著者:宮内悠介
- 装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ
- 出版社:東京創元社
- 発売日:2015年6月29日
- 判型/ページ数:四六判仮フランス装/276ページ
- 価格:本体1700円+税
- ISBNコード:978-4-488-01818-4
- Webサイト:『エクソダス症候群』 | 東京創元社
(C)akg / pps / Sefirot Tree / A. Kircher