『見えないものの影』

2015年5月30日発売 | 小松左京(著) | KADOKAWA

日常生活の些細なアクシデントが、次第にエスカレートし、怪しげな存在がこの世を蝕んでゆく―。ジュヴナイルSFの傑作!

『見えないものの影』カバー

『見えないものの影』は、1965年学研の「高一コース」に連載されていたものです。
 その後、初代SFマガジン編集長でSF作家でもあった福島正実先生の編集で、日本人SF作家による初のSFジュヴナイル集の一巻として、1967年に刊行されました。
 時計が消えるといった日常生活のほんの些細なアクシデント、それが次第にエスカレートしていき、怪しげな存在が、この世界を蝕んでゆく。
 『見えないものの影』は、異常なことをうけとめてゆくみずみずしい感受性や創造力を持つ少年少女が、大人たちと協力し、謎の敵に立ち向かう物語です。
 同時収録は、1960年代半ば、光文社のカッパコミックス「鉄腕アトム」や「鉄人28号」に掲載された子供向けSFショートショート『SF日本おとぎ話』(『キンタロウのひみつ』、『ウラシマジロウ』、『シロのぼうけん』)。

手書きの生原稿画像と新たな解説を収録しています。
(小松左京ライブラリ)

書誌データ

  • 書籍名:『見えないものの影』
  • 著者:小松左京
  • イラスト:生賴範義(めがイラスト収録)
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日:2015年5月30日
  • 判型/ページ数:電子書籍/149ページ
  • 価格:本体440円+税
  • ISBNコード:9784041308103
  • Webサイト:『見えないものの影』 | KADOKAWA